1. HOME
  2. ブログ
  3. 派遣社員
  4. 派遣社員としての7つのタブー

BLOG

ブログ

派遣社員

派遣社員としての7つのタブー

一般的に考えてのタブーは言うまでもありません。
今回は、職場の環境や人間関係などの面からみてのタブーのお話しです。

ちょっとしたこと、自分では問題ないと思ったことでも、会社としてはタブーな
ことは多々ありますので、その点をまとめてみました。

 

 

 

未経験の仕事を受けることはNG

 

派遣社員という立場は経験があり即戦力になる人材を企業が雇うのが通常です。
そのため、企業側は未経験の人を育てようという考えはありません。
だからこそ、派遣登録時の経歴書やスキルチェックは必須となります。

こういう時、一番ありえる事はExcelの知識です。

 

Excelは簡単な仕事から難しい関数式を使った仕事までいろいろありますから
それはできるけど、これはできない・・・ということが生じます。

例えば簡単な計算式は使えるけど、VLOOKUPは使えません。

ということがあるとします。

 

現在の企業はデータ管理でVLOOKUPを使用する事が多いので、
VLOOKUPができないというと仕事として成り立たない仕事だって出てきます。

それをムリして『できます』なんて言ってしまうと苦しくなるのは自分です。

 

『前にVLOOKUP使って仕事していましたが忘れてるかも・・・
わからない時教えてくれれば出来ると思いますが・・・』

 

程度だったら問題ないとは思います(その判断は企業側になりますが・・・)
でも全く知識がないならムリしてはいけない。というお話しです。

 

派遣社員を求める企業は、人手が足りず忙しいから派遣社員を雇うわけで、
その採用された派遣社員が役立たずでしたらクレームの元になるでしょう。

派遣契約は長期契約の仕事でも初回契約更新は大抵1ケ月です。

 

これは派遣社員も派遣先企業もお互いの様子をみるために設けられた
お試し期間みたいなものですが「役立たず」とレッテルを張られたら
間違いなくここで契約終了になります。

 

そんなことになるくらいなら、自分が出来る範囲の事を
精一杯やるくらいの気持ちで採用されるように心がけましょう。

 

 

年下社員への対応(言葉遣いなど)に注意

職場にもよるのですが、都心の大手企業などで働いてみると
とっても感じることがあります。

 

周りが若い

 

ということです。

 

大手企業は毎年新卒の新人を採用しますし、定年の年齢も定められており
人材が循環していますので男性も女性も若い社員さんが多いです。

 

復帰までのブランクが長ければ長い程 浦島太郎状態になるのは否めません。

 

その時、周りが若いからと言っていきなり先輩ぶって若手社員さんに
接してしまう派遣さんを結構目にします。

 

でもこれは大きな間違えです。

若くても先にその会社にいたわけですから、自分が一番の新人です。
新人がたまたま歳が上だっただけです。

 

正社員と派遣社員では 立場が逆転することは絶対にありません。

どんなに社員さんが低姿勢でいてくれても、
間違えても自分が上からの物言いをしては絶対にNGです。

 

飲み会などに誘って頂き、皆さんと仲良くなっても仕事は仕事です。

 

これを強調しているのは、実際、このような勘違い派遣さんを
良く目にするのです。
特に、それまで『年功序列』という感じの職場にいた派遣さんには多くみられます。

 

中には 若い社員さんをあだ名や下の名前で呼んでしまう派遣さんもいたりして
同じ派遣社員として見ていられないような人も実際にいました。

 

おそらく、学生アルバイトさん達と仕事をする上で、年齢で接し方を
変えるクセがついてしまっているのでしょうけど、タブーなので
オフィスワークの場合はそういう態度は間違えだと認識してください。

その判断ができないなら、

 

友達を作りにいっているわけじゃない。
雇ってもらっている。

 

という謙虚な気持ちを忘れないでいるようにしてください。
それだけで随分表に出る態度も変わってくると思います。

 

長期採用の仕事をすぐに辞めることはNG

 

派遣契約は長期契約であっても初月1ケ月更新、
それ以降は3ケ月毎に契約更新を行います。

 

小まめに契約更新がある以上、その更新を機に仕事を辞める事は
契約上は全く問題ありません。

 

ですが、長期契約で派遣社員を採用したい会社は、
ある一定期間の間同じ人に働いて欲しいと
思っているから長期採用を募集したわけです。

 

そこにはいろいろな意味があるでしょう。

 

長く働いて仕事に慣れて欲しい
人材を見つける工程(応募・面接・契約処理・仕事説明など)を何度も繰り返したくない
社員側も慣れた人と仕事をしたい

 

人が入れ代わり立ち代わりする事は職場としては落ち着きませんから
そういう職場の雰囲気を乱す事も懸念しているかもしれません。

 

理由は様々だと思いますが、「長期採用」という意思のある企業に対し
(例え契約更新時でも)最初の1ケ月で辞めてしまったり、
3ケ月で辞めてしまうような派遣社員は企業側にとっては迷惑行為になってしまいます。

 

「契約」ですので、派遣社員も派遣先企業も、
辞めたがっている派遣社員を強引に引き止める権利はありません。

 

が、その辞める理由が単なるワガママだったり、
がんばろうという意欲がなかったりするような理由ですと
派遣先企業側にとって迷惑というだけではなく、
派遣会社としてもこの事実を見過ごさなくなってしまいます。

 

企業側からクレームが出る人材は派遣会社の顔に泥を塗るのと同じこと。
そのような人材は派遣会社にとってもマイナスだからです。

 

派遣会社もベテランですから、企業側に問題(職場の社員や環境など)
がある場合はちゃんと把握しています。
そのような企業で派遣社員がすぐに退職を希望しても
そこをとがめるような事は決してしません。
マイナス評価もしません。

 

この違いを良く理解してください。
その上で、派遣会社にとっても迷惑な人材は、マイナス評価が付き仕事紹介が
減りますので注意してください。

 

冗談でも『告訴する』という言葉をいうことはNG

 

これは実際にあった話しです。
ある期間限定のお仕事をするために、派遣社員が5人同時採用されました。

 

2ケ月のみの期間限定のお仕事でしたが、予定より
半月早く仕事が終わろうとしていました。

 

特殊な仕事をしていたので、それが終了したら
全くやる事がないという状況に陥ります。

 

それでも出勤するのか、それとも早期終了になるのか。
そんな事を5人の派遣社員でランチのネタにしていたのです。

 

そんな中、この状況に一番不安を感じていた同僚の派遣社員A子が

 

『早期契約終了なんて最初に聞いてない。
早期に終わるとお給料が減るから困るし、
それは契約違反だから企業側を告訴しようと思う』

 

と言い出したのです。

そして更に『全員で告訴しよう』と言い出し、皆に同意を求め始めました。
それに困惑した同僚派遣のうちの一人がこの状況を担当派遣営業マンへ密告したのです。

 

実は派遣会社は早期契終了になる状況を真剣に考えており、
私たちに今後の選択肢を与える準備中でした。

 

早期契約終了をするが、同じ時給の別の企業を紹介する1
契約日数分のお給料を支払うが仕事の紹介はしない

 

派遣会社は派遣先企業と話し合い中でした。

その後、私たち1人1人と対面面接を行いヒアリングをしてくれたのですが
A子にだけは選択肢を与えず

 

『早期契約終了になる日数分のお金を渡すので、派遣登録解除させていただきます』

 

と申し出をしてきたそうです。
派遣営業マンは超ご立腹でした。

 

強気なA子は派遣営業マンと大喧嘩になり、捨てゼリフを吐いたそうです。
ここまでいけば、もうその派遣会社へは在籍できません。

 

ここまでになることは、超稀(まれ)ですが、企業側の問題で契約内容が変わるような
ことが起こった場合、派遣会社は必ず対策を考えてくれます。

 

派遣会社は派遣社員の味方です。
ちゃんと給与保障してくれますので、何があっても結論が出るまでは
騒がずに待ちましょう。

 

頼まれた仕事以外をやろうとすることはNG

派遣社員というのは契約書で守られています。
採用が決まり、派遣会社から送られてくる契約書の内容を自分でも確認することが
できますが、そこに記載していない事を基本的にやる必要はありません。

 

派遣社員の派遣先での4つの立ち振る舞い

 

そこを逆手にとって、ほんの少しでも違う仕事をやらされる事にクレームをいう
派遣社員が増えた時期があり、今では契約書の書き方もとても工夫がされています。

 

でもこの契約は派遣社員として やっていい仕事とやってはいけない仕事がある
ということを再認識させられる内容にもなります。

 

社員さんは派遣社員にも見られたくない企業情報があります。
または、派遣社員には触れられたくない仕事というのもあります。

大手企業などは、同じ部署内の共通ファイルを派遣社員に見られないように
権限をつけてセキュリティ強化しているくらいです。

 

一緒に働いているけど外部者

 

という位置づけがしっかり設定されているということになります。

 

外部者(派遣社員)がどんなに親切心で「手伝いますよ」なんて言っても
携わって欲しくない仕事というのが社員さんにはあるのです。

 

「言ってくれればやるのに」と思う状況が起きてても、社員さんが頼んで
こないのであれば、派遣社員は頼まれた自分の仕事だけをやっていればいいのです。

 

これは電話対応も言える事です。
鳴りっぱなしの電話って無視できないですよね。

 

でも、何もわからない派遣社員が電話に出ては困る事もたくさんあるのです。

お得意先がかけてきて不慣れな人が電話口に出たらイラっとする人だっています。
電話からの情報も一切派遣社員に知られたくないという企業もあります。

 

社員さんから「電話対応もお願いできますか?」と言われない限り
電話には出ていけないという事です。

 

その点が不明ならば仕事開始初日に社員さんに確認した方がいいでしょう。

 

こういう割り切った態度って、とても冷たい人と思われるのではないか?
と不安になる気持ちも出てきます。

 

でも今は個人情報保護、コンプライアンスなどが過剰過ぎて、
とっても生きにくい社会になってしまっています。

 

企業は特にその点を強く意識していますので、だからこそ、
頼まれた仕事以外をやろうとすることはタブーになります。

 

正社員や会社の悪口を言うことはNG

当たり前のことですが、これを平気でやる派遣社員さんもいるので敢えて書きます。

新しい職場というのは誰しも不慣れで、時には自分の知らない事や自分の常識から
外れて見える事だってあるように見えます。

 

日頃から自分基準を強く持って生きている人は、そういう新しい環境がなかなか
受け入れられず、不満に思うこともあると思います。

 

でも社員さんというのは自分の働く会社を誇りに思っています。
どんなに毒舌であっても、心の奥では会社を愛しています。

 

だからこそ、外部者の派遣社員に文句を言われたくないのです。
例え自分でも不満に思ってる事でも、派遣社員に同調されたくないのです。

 

それを忘れて「この会社って・・・」と愚痴ってしまうのは
自分の立場を忘れているからです。

 

派遣社員は企業に雇ってもらっています

 

それを忘れてはいけません。
でもこういう派遣社員さん、結構いるんです。

 

社員さんに聞かれて契約解除された人もいました。
どこで誰が聞いているかわかりません。

 

最近の正社員の方は派遣社員に対してとても優しいです。
見下すような発言・態度はしてきません。

 

でも派遣社員は外部者という意識はしっかり持っています。
自分の立場を忘れずに頼まれた仕事だけをこなしましょう。

 

私語厳禁。ムダなおしゃべりはNG

仕事中は社員さん同士もあまり私語は話していません。
忙しいからです。

 

仕事をし始めると「友達を作らなきゃ」と友達作りに
必死になる派遣社員がいますが職場は友達作りの場ではありません。

 

ですのでランチ時間や誘って頂いた飲み会以外では、
友達作りなどする時間はありません。

 

どんなに慕ってくれて仲良くなっても、そこはやはり
割り切らなければなりません。

 

だからこそ、ムダ話しをしている時間などないのです。

 

こういう姿勢でいると、いつまでも一人で友達が
出来ないことも多いにあります。

 

でもそれでいいのです。
仕事をしに行っているのですから。

 

職場で友達を作りたいのであれば、
同時期に派遣社員を大量募集するような
仕事を選んだ方がいいでしょう。

 

派遣社員同士は同等ですので、時間外でしたら
友達作りをしようと接していくことは可能です。

 

 

派遣社員のタブーのまとめ

こんな風にあれこれタブーを書くと、思ったより淋しい毎日
になりそうと思うかもしれません。

 

中にはタブーを破ってはじけようとする派遣社員さんもいらっしゃいます。

 

でも社員に目をつけられた派遣社員は契約を切られるか
悪い噂を流されて、(派遣先の)職場の上司から呼び出されて注意を受けたりします。

 

最近の社員さん達は、派遣社員に優しい人がとても多いですが
そうは言ってもやはり陰険な社員さんがいるのは確かです。

 

同じ職場で長く働きたいのなら、目立ち過ぎないように、頼まれた仕事を
一生懸命行う姿勢でいることをオススメします。

関連記事