企業が求める3つの人材
『何か好きなことがやりたい』
と思って職場を辞めたものの、現実と理想の差を心から実感したのなら
『好きな事』でなくても、生きていくために定職に就く事はアリと思います。
自分の人生だから。
自由に生きればいいのよ。
自分が言った言葉をいつまでも引きずる必要はないと私は思いますよ。
そんな方に向けたお話しです。
もしあなたが再就活中だとしたら、企業はどんな人材を採用すると思いますか?
仕事を探している時って、意外と自分中心に考えがちです。
- この仕事自分にやれるから
- この労働条件で大丈夫かな
- こういう仕事って社員は○○な感じかな
自分が採用された時の不安などを先に考えてて
自分が企業を選ぶ意識でいる方が多いのではないでしょうか。
でも実際は違います。
あなたが会社に『欲しい人材』と思われるようでなければ
いくらマニュアル通りに面接を受けても、採用されません。
企業はどんな人材が欲しいのか
『 どうしたら採用されるのか 』を考えるのではなく、企業が求めている人材とは
どんな人材かを考えましょう。
もう少し親近感が沸く言葉で考えてみましょうか。
企業はどんな人と一緒に仕事をしていきたいと思いますか?
企業が求める人材│第一印象が良い人
人は見た目によります。
「見た目によらない」ではなく、多くの事が第一印象で決まります。
それはあなたの日常や習慣があなたの第一印象として人には伝わるからです。
イケメンや美人が優位 ということではありません。
いかに活き活きと毎日を過ごしている人か
そこが多いに感じられる人材こそ面接では勝つと思います。
スピリチュアル的なオーラは普通は見えませんが、
でも個人から発するエネルギーみたいなものを感じることってあると思います。
このようなオーラはお化粧などでは作りこめない内面から出るオーラです。
AさんとBさん。
同じレベルの学歴で、同じような特別取り柄のないタイプで書類上では
甲乙つけがたい。ところが、
Aさんは挨拶からハキハキしていて、会話に覇気がある。
Bさんは挨拶すらままならず、ボソボソと話す。
実際会ってみたら両者の「ハキ」が全く違う・・・となれば
当然、Aさんが好印象になるのは、読んでいる方もおわかりになるでしょう。
「第一印象で決まる」とはそういう事です。
これは俄か(にわか)に身に着けようとしても相手に見抜かれます。
もしご自分がBさん的要素を自覚していたら、せめて挨拶だけは元気にしてみましょう。
それを続けるだけでも随分変わると思います。
企業が求める人材│周りの社員と上手くやっていけそうな人
一般的に会社というのは家族よりも長い時間を共に過ごす関係性です。
最近は、コンプライアンスなどが厳しいので、お互いがあまり干渉し合わず
淡々と仕事をしていく雰囲気が職場にはありますが、とはいえ、やはり
職場の人間関係はとても大切です。
職場では淡々とした感じでも、職場の親睦を深めるような場(飲み会等)があれば
やはり周囲の人材と仲良くできる人の方が場の雰囲気が明るくなり必要とされます。
こういう時、協調性 というものを一番に求められます。
年齢問わず、新入社員として採用されたのであれば、尚更、最初は人間性を見られます。
職場では「仲間」である必要があるからです。
少し違うニュアンスになりますが、職場が求める人材でなかった私の体験談を
お話しします。
私は以前、派遣社員として採用されたある企業で、リーダー的女性社員から
パワハラ的な扱いを受けた事があります。
最終的に企業側から身に覚えのない事で早期退職を命じられ、派遣会社の判断で、
パワハラなど不当な扱いを受けたということで特別な保障を受けた事があります。
なぜ女性社員にパワハラを受けたか。
理由は
私だけ別の派遣会社だったからです。
私だけ子持ち主婦だったからです。
繁忙期対策で数名の派遣社員が増員されたのですが、どうやらその女性社員は
私の採用を反対していたようなのです。
でも経歴がある私をその職場のマネージャーが気に入ってくださり、
女性社員の意見を無視して私を採用にしたそうです。
女性社員のパワハラは初日からありました。
仕事初日早々に「え?」と思う事があり、そこからは「仕事を教えない」という
嫌がらせを受け、何かにつけ「姿勢が悪い」「態度が悪い」「生意気な対応」と
言われ、それらをすべて上司に報告されました。
中でも一番悔しかったのは、まともに仕事を教えてくれないのに「仕事が出来ない人」
というレッテルを貼られた事です。
他の人には細かく教えて、私が質問すると「教えてないから出来なくていいです」と
だけ答え、そのくせできなかった部分を「ミスの個数」として大量にミスをしている人
という報告を上司に上げられていました。
そして採用2週間でクビにされました。
後から聞いた話しでは、私以外の派遣会社に統一したかったそうです。
また、私だけ子持ち主婦ということもあり、その女性社員にとっては求める人材では
なかったようです。
全員独身の女性だから。
だったら採用するんじゃねえーよ!
と言ってやりたかったですが、派遣社員というのは、派遣会社に守られているために
こういうトラブルが起こってからは、一切、社員と会う事がありません。
(退職を言われたので)
すべての交渉は派遣会社が行うため、クビを宣告されてからは自分の意見が言える
状況ではありませんでした。
これは少し違うニュアンスですが、勝手な判断で「職場の社員と会わない」と判断され
たら、会社側は拒否の姿勢をみせてきます。
もし、ファミリー的な和気あいあいとした職場なのに、一人を好み、人と仲良くする事を
拒むタイプの人で、その紋々とした雰囲気が採用面接時に感じ取られてしまったら、
それだけで採用されない事だってあります(別の理由を告げられますが)
とっても理不尽で悔しいですが、でもこれが採用の実態だと思います。
それは最初にお伝えした通り、職場の人とは1日を家族より長い時間を共に過ごすからです。
企業が求める人材│若い人
今はコンプライアンスなどが厳しいので、建前上では年齢で採用を決めている事を
暴露する企業はありません。
派遣会社であっても
『年齢で採用を決められることはありません』
と返答してきますが、でも企業側の本音は若い人と求めています。
外資系企業などは日本企業と仕組みが違うので『年齢=経験豊富で良い』と
高い評価を受ける事も珍しくありませんが、日本企業の場合は、
古い意識を持つ昭和の男たち(上司)が人材を担う立場にいますので、
どうしても『若い=育てやすい』という意識が先行してしまうのでしょう。
企業によっては再雇用者の年齢制限が設けられている場合もありますから
「若い人材」を求めていることが多いです。
実際、人生経験豊富な中年は、自分の考えもしっかり持っていて、素直さに
欠ける部分が欠けると思います。
また、若い社員が年上の新入社員に仕事を教えるのは気を使ってイヤだ・・・
という人もいますから、言葉は悪いですが、若い人の方が扱いやすい ということになるのでしょう。
第二新卒者以外が転職先を探す際は、企業側がどのような年齢制限で採用募集しているか
確認すると良いかもしれません。