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給与体制│大企業と中小企業の6つの給与の差

もしかしたらこれまで、

『前職が大企業だったから、それに匹敵するくらいの企業でなければ辞めた意味がない』

 

という固定観念に苛まれている人がいるかもしれませんね。
現実はそんな事ないけどね・・・・。

 

そんな人に向けたお話しです。

 

一般的に大企業は給与が高く、中小企業は給与が低いと言われています。

しかし果たしてそれは本当でしょうか。
私の知る範囲での話しになりますが、参考になさってください。

 

 

 

給与体制│大企業は昇級テストで昇給していく

 

大企業というのは、勤続年数とそれまで頑張ってきた内容に伴い昇級試験を
受けられる権利がもらえます。

これは昇進テストではないので、合格ラインを超えても役職として昇格するわけではありません。

 

昇級テストを受けて合格ラインを超える事で給与の額が変わりますし、
その後の昇格にも必要な条件ですので受けるべきテストです。
このテストを受けずにいる、もしくはいつまでも受からない人は一生昇給の対象になりません。

 

大企業ともなると社員数が多いため、すべてはデータ管理されています。
そのデータで『勤続〇年』というフィルターに引っかかれば、会社側からテストを受けるよう
声がかかるシステムです。

 

ある年数がきたら誰でも受けられるのですが、部下を気にかけてくれる上司なら
直接本人に声をかけてくれる場合もあります。

 

企業というのは部署数が決まっているので、そこに必要な係長・課長・部長等・・・
当然人数が決まっているわけです。

 

企業。特に社員が大勢いる大企業は、社員数に対し部署数の割合が少ないので、
このようなシステムで役職がついていない人にも昇給のチャンスを与えてくれています。

 

その為、課長に準ずる補佐という役職や部長に準ずる主査という役職を
存在させて、同レベルの資格で給与がもらえるシステムになっています。

そこに至るまでに、入社した頃からどんな働きぶりをしてきたのか。
どれ程会社を理解しているか・・・などのテストを受け、
社員としての実績を残していく必要があります。
これが大企業にある昇級テストです。

 

私が働いていた当時は、事務職の人はこのテストを受けられませんでした。
私はバブルが終わってからの入社になりますが、当時はまだ仕事上での
男尊女卑が激しい時代でしたので、女性には昇給のチャンスを用意されて
いないのが普通でした。

 

これが大企業における給与システムです。

 

給与体制│中小企業は独自の給与システムがある

 

一方、中小企業は未だこのようなテストがない企業が多いです。
そこまで資金力がないというのが現実だと思いますが、それとは別に
中小企業には独自の給与体制がありますので、大企業理論では語れない
給与体制が存在します。

 

  • 学歴重視 or 学歴無関係
  • 実力評価 or 継続年数評価
  • 年功序列 or 年齢無関係

 

 

中小企業はオーナー会社(オーナーの血族しか社長になれない)であることが多いので
給与面はそのオーナ次第になります。

 

ボーナスも会社によっては、第三ボーナスとして期末(3月末)の売上によって
もらえる会社もあります。

 

もちろんその逆で、経営難になれば、給与系の変動がある場合も多いです。

これらの特徴は中小企業は労働組合に入っていないケースが多いためです。

 

 

 

給与体制│大企業における出世コース

 

大企業は例外なく出世コースというものがあります。

まだ何も結果に結びついていない若いうちから「出世コース候補」
と噂された人が予想通りに出世していくので、これらの判断は

  • 入社時のテスト
  • 学歴

 

これである程度判断されているのではないかと思います。

違う言い方をすると、最初から出世コースに乗る人はある程度の的を
絞られて入社しているのではないかと思います。

 

 

それは『配属』にも関係しています。
大企業と言えども、高学歴と言えども、何も出来ない上司というものは必ず存在します。

 

  • 人望もない
  • 仕事も出来ない
  • 社交性もない

 

残念ながら、大手の高学歴卒の人でもこういう人ってたくさん存在するのですが
もし、出世コースの人がこういう人の元に配属になってしまったら・・・。

サラリーマンは上司の指示が部下の仕事になるので、ダメな上司の元には
出世コースの人を配属させないと思います。

思えば私が知る限りの「出世候補者」は入社時の配属から、出来る上司のいる部署に配属されていました。
こうして 「仕事」に対しての知識を鍛えてもらうのだと思います。

 

中には長いサラリーマン人生で、頑張って実力で成績を収めた人は第二の
出世コース者として、出世の道に入れるますが、これはかなりの功績を残した人になります。

 

自分自身がそこに選ばれている人か

 

中堅学校卒の人が大企業で意気込んでも、ある程度の将来は入社時に決まっている

 

 

残念な言い方になりますが、これがいわゆる大企業だと思います。

 

給与体制│中小企業における出世コース

 

大企業に対し、中小企業の出世は実力主義であることが多いです。
大企業に比べたら、社員数が少ないので上司や社長直々に自己PRを
しやすいのが中小企業です。

 

 

大企業でしたら、役員ともなった人と一般社員が会話をするチャンスすら
ほぼありませんが(当然名前を覚えてもらうこともない)
中小企業でしたら、直接役員や社長とお話しする機会も度々あります。

 

そうして名前を覚えて頂き、仕事も熱心に取り組み、功績を収めたら
そこを評価してもらえる率は大企業より遥かに高いです。

 

中小企業は一流大学卒はあまり多く在籍していませんので
中堅校卒でも、出世を諦める必要がありません。

とにかく、会社のために一生懸命働き、少しでも功績を残せるよう
努力を見せることです。

それが中小企業の出世になります。

 

 

給与体制│大企業と中小企業の定年は違う

 

大企業というのは全てにおいて会社で決まったルールに基づいて給与判定されます。
給与だけではなく、定年の時期も完璧なシステム化がされています。

 

特別な出世コースに乗れたわけでもなく、特別な役職にも就かなければ
60歳を迎えたお誕生日月で定年が決まっています。
最近は65歳である会社もあるかもしれませんが、60歳って実際どんな生活していると思いますか?

 

  • 結婚が遅い
  • 夫婦の歳の差がある
  • まだ学生の子供がいる

 

婚期が遅くなってきてる昨今、こういうご家庭だって多いにある年齢です。

まだ学費が必要な時期にお父さんが定年を迎えた・・・なんて事で
どうやって子供を養っていくのでしょう。

 

退職金で・・・と言いますが『老後2000万円』(私は実際はもっと必要と思っています)
と言われる時代で、その後の生活を退職金と年金で賄おうとするのはとても怖い事です。

 

身体だって60歳ならまだ健康ですから、どこかへ再就職する人もいることでしょう。

昔は天下りという言葉の通り、ある一定の役職につければ、関連の子会社に再就職
出来ましたが、これも大企業の中ではほんの一握り。

 

私の父は中小企業で50数年働いていました。
高卒でしたが、社長の1つ下の役職にまで上がり、70歳過ぎまで働いていました。
それ以前の役員は80歳まで働いた人もいます。

 

父が退職する時は、オーナ社長の世代交代があり、若い息子さんが社長になったので
父としてはかなりやりにくくなり、70歳過ぎで退職を希望しましたが相性があっていたら
もっと長く働く事も可能でした。

 

そして、その功績を買った他社が、なんと70代の父を再雇用したいとスカウトして
くださり、同じ業界のアドバイザーとしてまだ働いています。

 

高卒です。
大企業なら、名前も功績も残せなかったでしょう。
こういう面を見ているので、本当に大企業が就職において、勝ち組なのかな・・・というのが私の自論です。

 

 

給与体制│大企業で平凡に終わる人と中小企業で高収入もらう人

 

大企業神話というものが昔は存在しました。
大企業に就職すれば、将来安泰と・・・。

 

大企業に入社して在籍して、あなたの力量ではあまり昇進ができないと
判断できるのであれば、そのまま大企業に残っても、大企業の甘い蜜は吸えません。

 

大企業で出世が見込めないようですと、それ程給与も上がりませんし、
定年も60歳と早いので生涯年収も少なくなり、結果的に中小企業の方が高かった
ということになりかねません。

 

中小企業で実力を買われ、早々と出世して昇進していく方がよっぽど
給与が高い事だって多いにあるのです。

 

しかも、功績が買われれば、私の父みたいな70歳で再雇用のケースもあります。
父と同じ年代の大企業に勤めていた義父(部長クラス)はとっくに定年して年金暮らしです。

私が秘書として就いてきたお偉い方々も隠居生活をしている年賀状を未だに頂きますが
高卒の父の方がまだ高額な収入があるという現実。

 

私はこの差を間近で見ているせいか、本当に大企業が上なのかと疑問に感じます。

 

これを大企業の人に言っても信じません。
なぜなら、大企業神話 を未だに信じているからです。

 

 

あなたは今、どの立場でしょうか。
このブログを読んでいるということは、間違いなく出世コースの人ではないと思います。
それならば、一旦、大企業神話は捨ててみましょう。

 

それを教えてくれるのは、転職エージェントという転職のプロのみです。

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